as asは使い勝手のいい比較表現!基本と応用、使い方を例文で解説!
「〜と同じくらい…」を意味する「as as」は、日常会話でよく使われる比較表現です。
単純な比較だけでなく、さまざまな場面で活用できて使い勝手が良いこの「as as」、みなさんは使いこなせていますか?
この記事では、そんな「as as」の基本から応用まで、例文を用いてわかりやすく解説します。
「as as」の理解を深めて、英文の解釈や表現の精度を向上させましょう!
as as の基本的な使い方と例文
「as as」は「A is as ~ as B(AはBと同じくらい〜である。」の形で使われ、2つの対象が同じ程度のレベルであることを表します。
My brother is as tall as me.
弟は僕と同じくらい背が高いんだ。
このように、最初のasが、「同じくらい〜」を表し、続くasが「何と」という比較対象を表します。
なお、「何と」の部分に代名詞を用いる場合は、基本的に目的格(me、him、herなど)が使われます。
「My brother is as tall as I.」のように、主格(I、he、sheなど)を使用しても間違いではありませんが、これはやや堅苦しい印象になるため、目的格の方がよく使われます。
否定文でのas as
否定文では、「A is not as ~ as B(AはBほど〜じゃない)」となり、AとBは同じ程度ではない、つまりAが実質的にBよりも劣っていることを表します。
This book is not as interesting as the one I read last week.
この本は先週読んだ本ほど面白くありません。
なお、「not as ~ as」とほとんど同じ意味で、「not so ~ as…」という表現も使えます。
This book is not so interesting as the one I read last week.
本来、否定文ではこちらの「not so ~ as」が正しい表現とされており、「not as ~ as」は誤用とされていました。しかし、現在では許容されており、むしろ「not so ~ as」より多く使われています。
as as その他の頻出表現と例文
ここからは、「as as」を用いたさまざまな頻出表現を、例文と合わせて紹介します。
as ~ as possible / can(できるだけ)
「as ~ as possible」または「as ~ as …can」は、「できるだけ〜」という意味を表します。
ちなみに、「as soon as possible」は、emailなどではよく「ASAP」と略されます。この略語、日本人でもそのまま使っている人いますよね。
Please call me back as soon as possible.
できるだけ早く折り返しの電話をしてください。
I’ll study as much as I can for the exam next week.
来週の試験に向けて、できるだけたくさん勉強します。
as far as(~する限り)
「as far as」は、話し手が知っている範囲で「〜する限り」という意味で使われます。
As far as I know, the meeting has been canceled.
私の知る限り、会議は中止になりました。
as long as(~である限り、~さえすれば)
「as long as」は、「〜である限り(=ある条件を満たす限りは)」という意味で使われます。
「as far as」と混同されがちですが、これらは意味が異なるため、正しく使い分ける必要があります。
You can join the club as long as you are a student.
学生である限り、そのクラブに参加できます。
as ~ as can be(最高に、この上なく)
「as〜 as can be」という表現は、「それがなり得る限りの」というイメージで、「最高に、この上なく」という意味になります。
The cake is as delicious as can be.
そのケーキは最高に美味しい。
as ~ as any…(どの…にも劣らず~)
「as ~ as any…」は、他の誰にも劣らない、引けをとらないという意味になります。
This restaurant is as good as any in the city, so let’s have dinner here.
このレストランは街のどのレストランにも劣らず良いから、ここで夕食にしよう。
as ~ as ever(相変わらず)
「as ~ as ever」は、「これまでと同じように〜」、「相変わらず〜」といった意味になります。
She studies as hard as ever.
彼女は相変わらず一生懸命勉強している。
A as well as B(BだけでなくAも)
「as well as」という表現は、「〜も」という意味をもちます。
A as well as B では、「BだけでなくAも」となり、Aが強調されています。
She speaks French as well as English.
彼女は英語だけでなくフランス語も話します。
なお、何と比較しているかが明らかな場合は、as以下を省略することもあります。
He solved the problem quickly, and she solved it as well (as he did).
彼はその問題を素早く解決したが、彼女も(彼がしたように)同じくらい速く解決した。
half as ~ as
「as as」の前に「half」を入れることで、「半分も〜」という意味になります。
「half」の代わりに「twice」や「three times」を入れれば、「2倍も」や「3倍も」ということを表せます。
The movie was not half as exciting as the original book.
その映画は、原作本の半分も面白くなかった。
as as を用いた強調表現と例文
「as as」は強調を表す場合にも使えます。
Tom is very studious. He goes to the library as often as three times a week to study.
トムはとても勉強家だよ。彼は勉強するために週に3回も図書館に行くんだ。
この文は単に「3 times a week」でも伝わるのですが、「as as」を用いることで「なんと3回も!」という部分を際立たせています。これは、「すごくない?」というニュアンスで強調したニュアンスを含みます。
まとめ
日常会話でよく使われる「as as」は、さまざまな文脈で活用できるとても使い勝手の良い表現です。
ネイティブ同士の会話や英語の文章中などにも頻繁に登場する「as as」。多くの例文に触れて使い方に慣れることで、英文の理解や表現力が向上します。
「as as」をマスターして、豊かな英語表現を身につけましょう。
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