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【英語の副詞】種類と位置を理解しよう!例文を使ってわかりやすく解説

副詞はその種類によって文中で置かれる位置が決まっています。しかし、ある程度の自由度もあるため、どこに置いたらよいのかわからなくなることも多いですよね。

副詞のルールを知ることでより正確な意味を伝えられるようになり、表現力も豊かになります。

この記事では、英語の副詞の種類やそれぞれの定位置について、例文を使ってわかりやすく解説します。

英語の副詞とは

英語の副詞は、名詞以外を修飾する言葉です。「already(すでに)」や「recently(最近)」、「very(とても)」など、多種多様な副詞が存在します。

副詞は、動詞や形容詞、句、節などさまざまな語句を修飾でき、対象の言葉の前後に置かれます。

I have already finished my homework.「宿題はすでに終わらせました。」

(副詞「already」が動詞「finished」を修飾)

I recently started a new job.「最近、新しい仕事を始めました。」

(副詞「recently」が動詞「started」を修飾)

英語の副詞と形容詞の違い

英語の副詞は「名詞以外」の品詞を修飾するのに対し、形容詞は「名詞」を修飾します。つまり、副詞と形容詞は修飾する対象が異なるのです。

形容詞の例:

He is a careful driver.「彼は慎重な運転手です。」

(形容詞「careful」が「driver」という名詞を修飾)

副詞の例: He drives carefully.「彼は慎重に運転します。」

(「carefully」が「drives」という動詞を修飾)

英語の副詞は位置が重要

副詞を置く位置はある程度自由度がありますが、それでも種類によって一般的な定位置が存在します。位置によって文章全体の意味が変わることもあるため、注意が必要です。

Only I read the book.「本を読んだのは私だけだ。」

I only read the book.「私は本を読んだだけだ。」

基本の原則は「修飾する要素の前後に置くこと」です。より具体的には、「意味を限定する副詞」は修飾する要素の前に、「説明を加える副詞」は要素の後ろに置くのが一般的です。

意味を限定する英語の副詞は4種類

意味を限定する働きを持つ副詞は、修飾する要素の前に置かれます。

The ticket for the concert is incredibly expensive.

「そのコンサートのチケットは信じられないほど高い。」

この文では、チケットがただ単に「高い」のではなく、「信じられないほど」というレベルに限定しています。

意味を限定する副詞は修飾する要素の前に置かれるのが基本ですが、単語ではなく、数語にわたる副詞は、文の後ろに置かれることもあります。

We have a team meeting once a week.

「私たちは週に一度チームミーティングを行います。」

この基本を知ったうえで、意味を限定する英語の副詞について、その種類を具体的に見ていきましょう。

1. 程度を表す副詞

程度を表す副詞は、対象となる要素のレベルや程度を「限定」する働きをもち、限定する要素の直前に置かれます。

The cake is too sweet.「ケーキが甘すぎる。」

I really like you.「本当にあなたが好きです。」

I could hardly sleep last night.「昨夜はほとんど眠れませんでした。」

程度を表す副詞一覧:

too~すぎ
absolutely完全に
soとっても
really本当に
prettyかなり
veryとても
a little少し
hardly/barelyほとんど~ない

2. 頻度を表す副詞

頻度を表す副詞は、行動や状況がどれほどの頻度で起こるかを「限定」する働きを持ちます。これらの副詞の位置はある程度の自由度はあるものの、基本的には動詞の直前に置かれます。

He always eats breakfast at 7 a.m.「彼はいつも朝7時に朝食をとる。」

They usually have coffee after dinner.「彼らは普段、夕食後にコーヒーを飲む。」

She rarely eats out.「彼女はめったに外食しない。」

頻度を表す副詞一覧:

alwaysいつも
usually普段
oftenしばしば
frequently頻繁に
sometimes/occasionally時々
rarely/hardly ever/seldomほとんど~ない
never決して~ない
annually毎年
yearly年に1回
monthly毎月

3. 確信の度合いを表す副詞

確信の度合いを表す副詞は、「ぜったいに」、「きっと」、「たぶん」など、話し手の確信や、可能性のレベルを「限定」します。これらの副詞も、修飾する要素の直前に置かれます。

I will definitely attend the meeting tomorrow.「明日の会議には絶対に出席します。」

He can certainly help you with your project.「彼は確かにあなたのプロジェクトを手伝ってくれるでしょう。」

He will probably arrive by 8 p.m.「彼はおそらく午後8時までに到着するでしょう。」

確信の度合いを表す副詞一覧:

definitely絶対
certainly確かに
surelyきっと
probably/maybe/perhapsたぶん、おそらく
possiblyもしかすると

4. 評価や態度を表す副詞

評価や態度を示す副詞は、通常文頭に配置され、続く文全体に対して話し手の評価や態度を「限定」します。ただし、文頭以外でも、修飾する要素の直前にも置くことができます。

Frankly, I don’t think it’s a good idea.「率直に言って、それは良い考えだとは思わない。」

To tell the truth, I’m not satisfied with the results.「実を言うと、私は結果に満足していない。」

She read the report thoroughly.「彼女は報告書を徹底的に読んだ。」

評価や態度を表す副詞一覧:

obviouslyあきらかに
frankly率直に言って
personally個人的には
unfortunately不運なことに
suddenly突然
thoroughly徹底的に
To tell the truth本当のことを言えば
according to~によると

説明を加える英語の副詞は3種類

「いつ」発生したか、「どこで」起こったか、「どのように」行われたかなど、詳細な説明を加える副詞は、一般的に後ろに置かれます。

I had a meeting yesterday.「昨日は会議があったんだ。」

I’ll explain it to him later.「後で彼に説明します。」

説明を加える英語の副詞について、具体的な種類を見ていきましょう。

1. 時間を表す副詞

その事柄がいつ発生したのかという時間を表す副詞は、基本的に文末に置かれます。

ただし、「いつ」という情報を強調したい場合は、あえてコンマで区切って文頭に置くこともあります。

I met her yesterday.「昨日、彼女に会った。」

The train will arrive soon.「電車はもうすぐ到着します。」

Tomorrow, I will see him.「明日、僕は彼に会います。」

時間を表す副詞一覧:

before前に
afterあとに
recently最近
later後で
alreadyすでに
soonすぐに
yesterday昨日は
tonight今夜は
tomorrow明日には
thenその時

2. 場所を表す副詞

場所を表す副詞は文末に置かれ、そのできごとが「どこで」起こったのかを説明します。ただし、必ずしも文末でないといけないというわけではなく、「時間を表す副詞」同様、強調のために文頭に持ってくることも可能です。

Let’s have lunch here.「ここでお昼にしましょう。」

I saw him near the station.「駅の近く彼を見ました。」

Above the mountains, we saw clouds floating.「山の上に雲が浮かんでいるのを見ました。」

場所を表す副詞一覧:

hereここに
thereそこに
above上の
below下の
forward前の方に
backward後ろに
somewhereどこかに
near近くに

3. 様態を表す副詞

様態を表す副詞は、できごとが「どのように(どのくらい)」行われたかを説明し、一般的に修飾する要素の後ろに置かれます。

She solved the problem easily.「彼女は問題を簡単に解決した。」

She declined the invitation politely.「彼女はその招待を礼儀正しく断った。」

The rumor spread quickly.「その噂は速く広がった。」

様態を表す副詞一覧:

easily簡単に
carefully慎重に
politely礼儀正しく
safely安全に
slowlyゆっくり
quicklyはやく

まとめ

副詞の種類と配置について説明しました。副詞の配置には比較的自由度がありますが、基本的なルールを理解しておくと、副詞の配置に迷うことが少なくなります。ただし、副詞の位置によっては文の全体的な意味が変わることもあるので注意が必要です。

基本ルールを理解しつつ多くの例文に触れることで、副詞の使い方の感覚がつかめてくるでしょう。

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