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英語の文法ミス5選:よくある間違いとその対策

「この英文法が実は間違っていたなんて知らなかった…」

このような体験はありませんか?

日本で生活していると、国内で誤った外国語の言い回しに慣れてしまう、また日本人が勘違いしやすい外国語の用法が存在することが少なくありません。

そしてちょっとした誤表現で相手に大きな違和感を感じさせることもあるため、文法ミスにはできる限り早く気づきたいものです。

この記事では、「英語」のよくある文法ミスとその対策について解説していきます。

よくある英語の文法ミスを紹介

では早速、英語のよくある文法ミスを5つ解説していきます。

英語の文法ミス①否定疑問文に対しての回答

否定疑問文とは、notを使って相手に質問するケースで用いられます。

例)

  • Didn’t you check it?(確認しなかったの?)
  • You don’t eat breakfast, right?(朝ごはん食べないのね?)

日本語でいうと「〜ではないですよね」と訳すことができますが、日本語の特徴を踏まえると間違いを起こしやすいでしょう。

理由は、日本語は質問を肯定する場合に「Yes」、否定には「No」を使う認識を持つためです。

一方否定疑問文は、回答が「していない」場合はすべて「No」、「している」場合は「Yes」で回答するのが原則です。

例)

  • Didn’t you check it?(確認しなかったの?)

→〇 No, I didn’t.(しませんでした。)

→✕ Yes,I didn,t

  • You don’t eat breakfast, right?(朝ごはん食べないのね?)

→〇 No, I don’t.(食べないです。)

→✕ Yes,I don,t.

質問の形式に影響されず、自身の行動が「否定(していない)」ならNo、「肯定(している)」ならYesで答えるように意識しましょう。

英語の文法ミス②Do you mind~?に対する回答

上記の否定疑問文と同様に、日本人が間違えた認識をすることが多い「mind」。

こちらも肯定だからYes、否定だからNoという解釈で考えると誤った文法になってしまいます。

具体例を見ていきましょう。

問題例)

Do you mind opening the window?(窓をあけていただいてもよろしいでしょうか?)

  • あけてもいい場合(肯定)

→No, I don’t mind.(大丈夫ですよ。)

  • あけるのが嫌な場合(否)

→Yes, I do mind.(嫌です。)

上記の例は「窓をあけるよう頼まれることをあなた自身は気にしますか?」と直訳でき、「全然気にしないので窓あけますよ!」と答えたい場合は、mind本来の「気にする」という意味を否定することになります。

「気にしますか?」という質問に対して「気にしない!」と否定で答えることになるため、「全然気にしないので窓あけますよ!」と肯定的な回答の場合に「No, I don’t mind.」が用いられます。

逆に「窓あけるのは嫌です」と答える際、「窓をあけるよう頼まれることをあなた自身は気にしますか?」は「気にするので窓あけるのは嫌です」と言い換えることができます。

嫌だという否定の意味を含む回答ではありますが、mind本来の「気にする」という意味自体は肯定しているため「Yes, I do mind.」が用いられます。

「OK(肯定)だからYes」「いや(否定)だからNo」という日本語的な考えに影響されず、mindの「気にする」という本来の意味を肯定しているか、否定しているかという視点で考えるといいでしょう。

英語の文法ミス③「a」と「the」の使い分け

同じ冠詞と呼ばれる「a」と「the」は、使い方が異なります。

  • 不定冠詞(a,an)

初めて言及する、また聞き手や読者がまだ特定できていない人・モノに対して用いる冠詞。

可算名詞、かつ単数形にのみ用いる。

  • 定冠詞(the)

すでに言及している、また聞き手や読者がすでに特定できている人・モノに対して用いる冠詞

可算名詞・不可算名詞、かつ単数形・複数形のいずれにも用いる。

具体例は下記の通りです。

例文①(私は猫を飼っています)

  • 聞き手や読者が話中の猫を「特定できていない」場合

→I have a cat.(私は猫を飼っています。)

  • 聞き手や読者が話中の猫を「特定できている」場合

→I have the cat.(私はその猫を飼っています。)

例文②(映画を観にいきました)

  • 聞き手や読者が話中の映画を「特定できていない」場合

→I saw a movie last Sunday(私は先週の日曜日に映画を観ました。)

  • 聞き手や読者が話中の映画を「特定できている」場合

The movie is  wonderful so I want you to see it too.(その映画は素晴らしかったため、あなたにも観てほしいです。)

違いを覚えれば間違いなく使いこなせるようになるため、ぜひここで覚えていくといいですよ。

冠詞については下記でも解説しているため、ぜひチェックしてみてください!

aとtheの違いをわかりやすく解説!例文と練習問題でしっかり理解しよう – wordconnection

英語の文法ミス④形容詞「~ed」「~ing」の使い分け

形容詞として「ed」と「ing」を用いたい場合に、混同してしまう方も少なくありません。

一方ここで説明する内容を踏まえて考えれば、より自信を持って使い分けられるようになるはずです。

「~ed」は「自身の状況・感情」を表す形容詞

使用例)

  • I was excited to see the soccer game.(サッカーの試合を見て興奮しました。)
  • I was so bored yesterday.(昨日とても退屈でした。)

「~ed」は「自分以外の状況・感情」を表す形容詞

使用例)

  • That festival was so exciting.(祭りはとても盛り上がった。)
  • Homeroom teacher’s lectures are always boring.(担任の先生の授業はいつもつまらない。)

自分に用いるか、また自分以外に用いるのかを踏まえて「ed」と「ing」を使ってみてください。

英語の文法ミス⑤関係代名詞「that」「which」の使い分け

日本人だけでなく、現地の方々ですら間違えることがある関係代名詞「that」と「which」。

これらもルールさえ把握しておけば正しく使い分けることができます。

具体的には下記の通りです。

  • 関係代名詞以降の節がないと、文法的に文章が成り立たない場合

→「that」を用いる

使用例)I entered the car that wasn’t locked and found my missing handbag.

(私は「不特定多数ある」カギがかかっていなかったうちの1つの車に入り、失くしていたハンドバッグを見つけました。)

  • 関係代名詞以降の節がなくても、文法的に文章が成り立つ場合

→「which」を用いる

使用例)I entered the car, which wasn’t locked, and found my missing handbag.

(私はカギがかかっていなかった「特定の」車の中に入って、失くしていたハンドバッグを見つけました。)

関係代名詞「that」と「which」の違いについては、こちらでも確認してみてください!

【実は簡単】「which」と「that」意味と使い分け!違いはなに? – wordconnection

参照ページ

日本人が間違いやすい英文法13選!初心者が陥りやすい間違えとは – ネイティブキャンプ英会話ブログ | 英会話の豆知識や情報満載

日本人が間違える!”Do you mind〜?”の答え方と使い方を分かりやすく解説 | MameMiiのLearning English

【もう迷わない!】形容詞 「〜ed」と「〜ing」の違いと使いを解説【例文付き】 | 福岡市・天神駅すぐのKENSINGTON英会話(ケンジントン英会話)

まとめ

この記事では、英語のよくある文法ミスについて紹介しました。

日本人が持つ言葉の感覚で英語を使うと、時に誤った文法で表現してしまうため注意が必要です。

今回紹介した英語は「覚える」ことでミスなく使いこなすことができるはずのため、ぜひ本記事を参考に解釈しながら使いこなしていってください。

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