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プロの翻訳者はどんな辞書を使ってる?揃えるべきおすすめ辞書を紹介

こんにちは、かおりちゃんです!

翻訳者として仕事を始めたばかりの駆け出し翻訳者さん、またはこれからプロの翻訳者として活動していきたい人は、「プロの翻訳者ってどんな辞書をつかっているんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

辞書といってもたくさんの種類があって、どの辞書がいいのか、何冊くらい揃えればいいのか難しいですよね。

そこで今回は、プロの翻訳者が使うおすすめの辞書についてご紹介します。

ぜひ最後まで読んでくださいね!

この記事を読むとこんなことがわかります!
・プロの翻訳者が使っている種類別のおすすめ辞書
・初心者翻訳者は何冊くらい辞書を揃えればよいのか
・なぜ辞書は複数持った方がよいのか
・ひとつで複数の辞書を利用できるオトクなサブスク型辞書アプリとは

翻訳者にとっての辞書の重要性

翻訳者にとって辞書は大切な商売道具です。辞書を持っていない翻訳者は大工道具を持っていない大工さんのようなもの。

「え?プロの翻訳者でも辞書を使うの?」と思われる人もいるかも知れませんが、ベテランの翻訳者にとっても辞書は必須のアイテムです。

プロの翻訳者には常に間違いのない正確な翻訳が求められます。

辞書という信頼性のあるソースを活用することで翻訳の正確性が増し、誤訳のリスクを減らせるし、逆に辞書を使っていない不確かな翻訳はクライアントの信頼を一瞬にして失ってしまいます。

とはいえ辞書は安いものではないですし、駆け出しの翻訳者さんにとっては何冊も揃えるのは大変ですよね。そこで、「どんな辞書を使うのか」という辞書選びがとっても重要になってきます。

プロの翻訳者が使う【種類別】おすすめの辞書

ひとくちに辞書といってもさまざまな種類の辞書があります。

プロの翻訳者は和英、英和だけでなく、英英や類語、国語辞典、コロケーション辞書などたくさんの辞書を活用しながら訳文を作り上げます。

それでは、早速それぞれの辞書の特徴やおすすめの辞書を紹介していきますね。

おすすめの和英辞書4選

  • ビジネス技術実用英語大辞典V6 英和・和英
  • 新和英大辞典
  • プログレッシブ和英中辞典
  • ウィズダム和英辞典

ビジネス技術実用英語大辞典V6 英和・和英は産業翻訳者なら必ず持っておきたい必須の辞書。海野(うんの)さんの辞書という愛称でプロの翻訳者の多くが愛用しています。

おすすめの英和辞書4選

  • ランダムハウス英和大辞典
  • リーダーズプラス
  • リーダーズ英和辞典
  • ジーニアス英和大辞典

ランダムハウス英和辞典は技術用語も多く掲載されており、初心者翻訳者さんにはおすすめの一冊です。

おすすめの英英辞書4選

  • Cambridge Dictionary
  • Collins English Dictionary
  • ロングマン現代英英辞典
  • Merriam Webster

日本語と英語の間でピッタリと意味やイメージが一致しないとき、英英辞書を引いてみることで、英語のニュアンスや用語の使われ方が感覚的につかめます。

ロングマン現代英英辞典は単語間のコロケーションもたくさん載っているので、自然な訳文作成に役立ちます。

おすすめの類語辞書3選

  • 類語玉手箱
  • 類義語使い分け辞典
  • 日本語シソーラス 類語検索辞典

類語辞書は、文脈に合うしっくりくる言葉が見つからないときにヒントを与えてくれます。

文脈に合わせて適切な訳語を選ぶことで訳文の質がグッと上がるので、翻訳者はぜひ持っておきたい辞書です。

類語玉手箱は日本語による類語辞典で、68万語句の類語を集めた辞典なので、大類語辞典としても使えますよ。

国語辞典のおすすめ辞書3選

  • 岩波 岩波国語辞典
  • デジタル大辞泉
  • 三省堂国語辞典

翻訳者には英語力だけでなく、高い日本語力も必要とされます。そのため国語辞典も必要になります。原文の日本語を正しく理解し、訳文も正しい日本語で作成するために、ぜひ揃えておきましょう。

デジタル大辞典は言葉の集大成といえる大型国語辞典。年2回の定期更新を行い、常にデータを提供しています。

コロケーション辞書のおすすめ辞書3選

  • Oxford Collocations Dictionary for Students of English
  • 新編英和活用大辞典
  • 日本語コロケーション辞典

コロケーション辞書では、単語同士のよく使われる組み合わせや自然な語のつながりを調べられます。単語と単語の相性を理解できるので、より自然な英語に仕上げるために必要です。

新編英和活用大辞典は、日本人がつかみにくい語と語の結びつきを、わかりやすい分類と豊富な用例で示してくれます。

辞書は何冊くらい必要?

何十年も翻訳をやっているベテランの翻訳者さんの中には「辞書は数百冊持っている」といった人もいます。

さすがに初学者がそこまでそろえるのは難しいですが、プロとしてよく使う基本的な辞書を揃えるのであれば、少なくとも10種類程度は必要でしょう。

パソコンの画面上でみるオンライン辞書やダウンロード版の辞書だけでなく、視野が広くて一覧性に優れている紙の辞書も数冊持っておくことをおすすめします。

また、電子辞書やオンライン辞書、アプリなど、辞書を使用する環境によっても効率が大きく変わります。

おすすめの辞書環境について気になる人はこちらの記事も読んでみてください。

【翻訳者の辞書環境】紙・電子・オンライン・アプリはどれがおすすめ?

複数の辞書を引くメリットは?

複数の辞書を引くことで、他の辞書がカバーできていない訳例やニュアンスを発見できるというメリットがあります。

同じ単語を別々の辞書でなんども検索するのは大変ですが、オンライン辞書や電子辞書など、辞書によっては1つの単語を別々の辞書間で検索できる「串刺し検索」機能がついている場合もあります。

いつでもどこでも使える辞書アプリWordFinder

たくさんの辞書を購入するのはお金がかかりますよね。

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