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過去分詞の3つの使い方を解説!受動態、現在完了形、もう1つは?

過去分詞は、中学校で習う英語の基本文法の1つです。受動態や現在完了形など、その奥深さに苦労した人も多いのではないでしょうか。過去分詞を理解していないと、英語の文章を正しく訳したり、意味を理解したりすることができません。

この記事では、過去分詞の基本的な3つの使い方を解説します。過去分詞をマスターして英語力を高めたい人はぜひ参考にしてください。

過去分詞とは

過去分詞は動詞の変化形の1つで、主に「〜される」という受動態の意味を表します。

過去分詞には、動詞の原形に「ed」を加える「規則変化」と、不規則に変化する「不規則変化」という形があります。

規則変化の例:

原形過去形過去分詞形
likelikedliked
lovelovedloved
playplayedplayed
talktalkedtalked
washwashedwashed

不規則変化の例:

原形過去形過去分詞形
gowentgone
eatateeaten
writewrotewritten
givegavegiven
leaveleftleft

過去分詞の3つの使い方

では、さっそく過去分詞の3つの基本的な使い方を解説していきます。

  1. 受動態の過去分詞
  2. 現在完了形の過去分詞
  3. 名詞を修飾する過去分詞

1. 受動態の過去分詞

受動態は「〜が〇〇される」という形で、「行為を受ける側」が主体になる文章です。

例えば、能動態の「シェフが食事を作った」は受動態では「食事はシェフによって作られた」と表現されます。

受動態は「be動詞+過去分詞」で構成され、過去分詞は主語を修飾する形容詞のような機能を果たします。

能動態:The chef cooked the meal.(シェフが食事を作った。)

受動態:The meal was cooked by the chef.(食事はシェフによって作られた。)

能動態:The sudden news surprised everyone.(突然のニュースはみんなを驚かせた。)

受動態:Everyone was surprised by the sudden news.(みんなは突然のニュースに驚かされた。)

2. 現在完了形の過去分詞

現在完了形は「have(has/had)+過去分詞」で構成されます。

通常の過去形が「過去のある一点」に焦点があたっているのに対し、現在完了形では「現在」に焦点があたっており、過去から現在まで継続していることや、過去の出来事が現在に影響を与えていることを表します。

現在完了形には「継続」「完了・結果」「経験」の3つの用法があります。

継続

現在完了形の継続は、動作や状態が過去から現在までずっと続いていることを表します。

I have lived in Tokyo for 10 years.(私は東京に10年間住んでいます。)

The train has been delayed for two hours.(列車は2時間遅れています。)

完了・結果

現在完了形の完了・結果は、過去の動作や状態がすでに完了しており、その結果が現在にまで影響を与えていることを表します。

I have finished my homework.(宿題を終えました。)

He has lost his wallet.(彼は財布をなくしてしまった。)

経験

現在完了形の経験用法は、動作や状態を過去に1回以上経験したことを表します。

単純に「〜をした」という過去の一点を表す過去形とは異なり、その経験を現在も持っているというイメージで、やはり現在に焦点があたっています。

I have been to Paris.(パリに行ったことがあります。)

He has seen that movie twice.(彼はその映画を2回見ました。)

3. 名詞を修飾する過去分詞

過去分詞は受動態と現在完了形だけでなく、名詞を修飾する用途にも使われます。

この使い方には、過去分詞を名詞の前に配置してその名詞を具体的に限定する「前置修飾」と、過去分詞を名詞の後に配置して名詞に説明を追加する「後置修飾」の2つがあります。

過去分詞の前置修飾

前置修飾では、過去分詞は名詞の種類や状態を限定する役割を果たし、名詞の前に置かれます。

  • Baked bread(焼かれたパン)
  • Chopped vegetables(刻まれた野菜)
  • Grilled fish(焼かれた魚)

このように過去分詞が、単なるパン、野菜、魚ではなく、それぞれ「焼かれた」や「刻まれた」といった特定の状態に名詞を限定しています。

過去分詞の後置修飾

後置修飾では、過去分詞は名詞の後ろに置かれ、その名詞に具体的な説明を付け加える役割を果たします。

  • The woman painted in the picture is my grandmother.(その絵に描かれている女性は私の祖母です。)
  • The cake baked by my mother was delicious.(母が焼いたケーキはとても美味しかったです。)

過去分詞が名詞の後に置かれ、「その絵に描かれている」女性、「母が焼いた」ケーキといったように、名詞に詳しい説明を加えます。

まとめ

過去分詞の三つの主要な使い方を説明しました。受動態での「be + 過去分詞」、現在完了形の「have + 過去分詞」、そして名詞を修飾する形容詞的な方法です。

過去分詞は文章の中で修飾語として広く使われ、表現の幅を大きく広げてくれます。それぞれの用法の意味やニュアンスをしっかりと理解し、過去分詞を効果的に使いこなしましょう。

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