知っておかないとマズイ!下品な英語スラングとは?
スラングを上手く使いこなすことは、ネイティブスピーカーと親密になれるきっかけになると言われています。
一方で、スラングを誤って使うと信頼関係を壊しかねないのも事実。
そのため、この記事では日常的に英語を使う方が必ず知るべき「下品な英語スラング」の代表例を紹介していきます。
下品な4文字言葉(Four letter words)の英語スラング
英語スラングには、非常に汚く攻撃的な4文字言葉があります。
例外として本当に親しい間柄の友人同士で用いることはあるものの、フォーマルな場面では必ず避けるべき。
また絶対使うべきでない4文字言葉は別称で「Four letter words」とも呼ばれます。
軽蔑的な意味が含まれるスラングがいくつかあるため、代表例を下記で紹介します。
①「Fuck(くそ、ちくしょう!)」
英語スラングの中で最も有名な単語の1つ。
テレビ番組でも放送禁止用語として扱われ、音声モザイクや「F**k」と濁した字幕表示でされてる単語ですよね。
この単語を用いることは非常識、また不誠実な人物のイメージにつながるため使うことを避けるべきです。
一方、本当に親しい友人に対しては例外的に使うことがあります。
また例えば「This novel is fucking good!」など、ポジティブな感情を強調するために使うことも。
必ずしも悪い表現になるわけでないですが、ネイティブスピーカーだから使いこなせる表現だということを念頭に置きましょう。
②「Shit(くそったれ!)」
何かに失敗したときの「怒り」を表す単語です。
名詞で「大便」という意味があり、下品な表現の代表格。
こちらも本当に親しい方へ使うネイティブスピーカーがいますが、ノンネイティブの方は使用を避けるべき用語です。
③「cunt(本当にムカつく奴だ!)」
本来の意味は「女性器」。
そこから派生して嫌な相手を罵倒する表現になりました。
ネイティブスピーカーが女性に対して「She is a cunt!」と発言するなど、蔑視する女性に対して使われることも。
いずれにせよ、不適切な表現のため使わないようにしましょう。
④「suck(最悪だ、このガキが!)」
辞書的には「吸う」という意味があり、卑猥な意味とも捉えられる点から下品な英語スラングとして広まっています。
一方、Fuckなどと同様でこちらも必ずしも不適切なスラングとして用いられるわけではありません。
例えば「suck at(〜が下手)」「suck into(〜を巻き込む)」など、慣用的に使われることもあります。
使うには経験値が必要な単語といえ、ネイティブスピーカーの使いどころを観察しながら用いるのがオススメです。
参照ページ
【英単語】four-letter-wordを徹底解説!意味、使い方、例文、読み方
ちょっと待って! 海外では使ってはいけないNGワードとは? – 外貨両替のインターバンク
放送禁止用語、4文字語に要注意!-suckの使い方(音声付き) | 明場由美子(あけば ゆみこ)の英語発音クリニック
スラング「suck」の意味と正しい使い方 – WURK[ワーク]
使わないほうがいい!その他の下品な英語スラング10選
有名な4文字言葉のスラング以外にも、下品な英語スラングはたくさんあります。
使うべきでない英語スラングを確認したい方は、ぜひ目を通していってください。
①Bitch(嫌な女、この畜生!)
本来の意味は「雌犬」を表す単語で、蔑視する女性に対して用いられます。
そして現在はさらに派生して「Son of a bitch!(くそったれ!)」と男性向けに、また誰かをののしる以外にも「なんてこった!」と驚きを表す場合もあります。
日本人の多くはBitchと聞くと「尻軽な女性」を連想する方も少なくありませんが、これは和製英語で本来の意味ではありません。
様々な場面で使われるため、注意しましょう。
②asshole(最低な人)
「お尻の穴」を意味し、横柄・傲慢な人に対して使われるスラングです。
同様に「ass(お尻)」を用いることもありますが、assholeの方が侮辱的な意味合いが強いです。
イギリス英語では「arsehole」でスペルが異なる特徴もあるため、どちらも覚えておきましょう。
③Mother fucker(最低な男)
「母親と性交するほど最低な人間」と直訳でき、男性に対してよく用いられる英語スラングです。
とても攻撃的な表現のため、日常会話や公的な場で絶対に使うべきでない言葉です。
④Nigger/ Negro/Nigga(黒人)
いずれも黒人を表す単語ですが、非常に軽蔑的な意味を持ちます。
人種を差別する発言に該当するため、使ってはいけないと覚えておきましょう。
⑤Screw you(ふざけるな!、くたばれ!)
「Fuck you」と似た意味を持ちますが、Fuck youと比べてソフトな表現です。
親しい間柄でこそ使える単語のため、英語圏文化を正しく理解していない方は使わないほうがいいでしょう。
⑥Bullshit(最低だ!、うそつき!)
本来の意味は「牛の糞」で、品の悪いスラングです。
人・物のいずれにも使う表現で、何かを否定する時に用いられます。
⑦Whore(売春婦、尻軽女)
Bitchと類似した表現で、性的にだらしない女性へよく用いられる英語スラング。
映画で聞いたことがある方もいるかもしれませんが、使用にはくれぐれも注意してください。
⑧Pussy(女々しい奴だ!)
もともとは「子猫」を表す単語ですが、英語スラングでは「女性器」を表します。
女性に対して使うと「性の対象」を意味し、男性に言うと「女々しい奴」という意味に変わります。
⑨Retarded(バカ、まぬけ)
本来の意味は「知恵遅れ」。
喧嘩した際に使われることがありますが、相手を差別する表現のため使用しないべきでしょう。
⑩Jerk(最低、クズ野郎!)
性別関わらず使われますが、特に男性に対して使われることが多いスラングです。
ビーフジャーキー(Beef jerky)と同じスペルですが語源・意味ともに全く異なるため、注意してください。
参照ページ
【使用禁止】よく聞くけど超下品な英語スラング15選 | 【Aitem】池袋校とオンラインの英会話スクール
使わないほうが身のため!?英語スラングでも極めて下品なフレーズ! | 1億人の英語
ちょっと待って! 海外では使ってはいけないNGワードとは? – 外貨両替のインターバンク
まとめ
下品な英語スラングは、英語圏の文化を十分に把握していない限りは使用を避けるべきです。
どんな場面・どんな間柄の相手に対して使う単語なのか、またそもそも使っていい単語なのかを1語ずつ明確に理解する必要があるでしょう。
一方、スラング自体は日常会話でよく使われます。
英語スラングをすべて認識する必要はありませんが、スラングを勉強する方は第一に日常表現と下品なスラングを覚えるといいですよ。
日常表現で使う基本の英語スラングは下記で解説しているため、ぜひチェックしてみてください!
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